2007年 - 2008年
nonーcoding RNAの発現制御解析による発がん機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
mRNA 様の巨大なnon-coding RNA (ncRNA) LIT1は,細胞周期を通して安定に転写領域近傍に局在し, このRNA がクロマチン上をコーティングすることで周辺遺伝子を含むドメインレベルのユニークな遺伝子発現制御に関与していることを明らかにした. さらに, LIT1がクロマチン上に拡散・集積している特殊な様子をRNA fiber FISH により可視化することに成功し, その集積領域を同定するための新規の方法(改変 RNA TRAP 法)を開発した.
大腸がんで高頻度に認められるLIT1の発現異常は, β-cateninの相互作用により生じている可能性が示唆され,大腸がんの発生および進展に関わることを明らかにした.
大腸がんで高頻度に認められるLIT1の発現異常は, β-cateninの相互作用により生じている可能性が示唆され,大腸がんの発生および進展に関わることを明らかにした.
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- 課題番号 : 19591542
- 体系的課題番号 : JP19591542