共同研究・競争的資金等の研究課題

2007年 - 2008年

nonーcoding RNAの発現制御解析による発がん機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
19591542
体系的課題番号
JP19591542
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

mRNA 様の巨大なnon-coding RNA (ncRNA) LIT1は,細胞周期を通して安定に転写領域近傍に局在し, このRNA がクロマチン上をコーティングすることで周辺遺伝子を含むドメインレベルのユニークな遺伝子発現制御に関与していることを明らかにした. さらに, LIT1がクロマチン上に拡散・集積している特殊な様子をRNA fiber FISH により可視化することに成功し, その集積領域を同定するための新規の方法(改変 RNA TRAP 法)を開発した.
大腸がんで高頻度に認められるLIT1の発現異常は, β-cateninの相互作用により生じている可能性が示唆され,大腸がんの発生および進展に関わることを明らかにした.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19591542
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-19591542/19591542seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 19591542
  • 体系的課題番号 : JP19591542