2013年4月 - 2016年3月
ヒトの子どもの共同育児に対する適応の研究
文部科学省 科学研究費挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
人類における協同育児の進化プロセスを解明する目的で、飼育、野生霊長類の乳幼児と非母との社会関係の発達変化の研究、ヒトの乳幼児における母および非母との社会交渉に関する行動観察および実験的研究を行った。
その結果、ヒト以外の霊長類においても乳幼児段階から非母との間で親密な社会交渉が生じるものの、乳幼児は子ども同士の社会交渉を除き、非母からの直接的な働きかけに対して受動的に反応していた。それに対して、ヒトの乳幼児は早い段階から非母の振る舞いに対する高い感受性を示した。この差異は、ヒトとヒト以外の霊長類の向社会性のあり方の差異と関連すると考察した。
その結果、ヒト以外の霊長類においても乳幼児段階から非母との間で親密な社会交渉が生じるものの、乳幼児は子ども同士の社会交渉を除き、非母からの直接的な働きかけに対して受動的に反応していた。それに対して、ヒトの乳幼児は早い段階から非母の振る舞いに対する高い感受性を示した。この差異は、ヒトとヒト以外の霊長類の向社会性のあり方の差異と関連すると考察した。
- ID情報
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- 課題番号 : 25560392
- 体系的課題番号 : JP25560392