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2012年11月

【ウイルス感染症検査診断の新しい展開】 イムノクロマト法による狂犬病とデング熱の迅速検査法

臨床と微生物
  • 山田 健太郎
  • ,
  • 西園 晃

39
6
開始ページ
713
終了ページ
719
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)近代出版

狂犬病およびデング熱は現在では国内感染は認められていないが、海外では通年で流行が認められる。狂犬病は2006年に2例の輸入症例が確認され、デング熱についても輸入症例が年々増加傾向にある。しかし、流行国ではない我が国において、これらの感染症の検査体制は整備されているとはいいがたい。これらの疾患のイムノクロマトキットによる診断システムは迅速・簡便・安価であるため、今後、現場への積極的な導入が期待される。現場での即時検査と診断は、アウトブレイク時の早期発見・制圧や適切な治療を可能にする。しかし、確定診断については他の検査法も併用して行う必要がある。さらに、イムノクロマト法を応用した抗狂犬病ウイルス中和抗体検出法も渡航ワクチン外来や検疫の現場での使用において有用である。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2012&ichushi_jid=J01816&link_issn=&doc_id=20121122140011&doc_link_id=%2Fac3rbbtb%2F2012%2F003906%2F012%2F0713-0719%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fac3rbbtb%2F2012%2F003906%2F012%2F0713-0719%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0910-7029
  • 医中誌Web ID : 2013059359

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