論文

2014年7月

足関節底屈に対する短下肢装具の機能が片麻痺者の歩行に及ぼす影響 歩行パターン別の検討

日本義肢装具学会誌
  • 黒澤 千尋
  • ,
  • 安井 匡
  • ,
  • 村上 貴史
  • ,
  • 斎藤 明
  • ,
  • 山本 澄子

30
3
開始ページ
160
終了ページ
165
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本義肢装具学会

片麻痺者の歩行補助のための継手付き短下肢装具(以下、AFO)で、処方されることの多い底屈制限AFOと底屈制動AFOが歩行に与える影響を明らかにするため、中等度の麻痺を呈する片麻痺者15名を対象とし筋電図学的・運動学的な歩行分析を行った。立脚初期の膝関節運動と立脚期の足関節角度から歩行パターンを分類し、底屈制限AFOと底屈制動AFOを使用した時の前脛骨筋・腓腹筋の筋活動、歩行速度、ケイデンス、ストライド長、非麻痺側歩幅、足関節最大背屈角度を比較した。その結果、底屈制動AFOと底屈制限AFOの違いは多くの項目で有意差がみられなかった。しかし、立脚期に膝関筋が伸展する歩行パターンのうち、立脚期における足関節の背屈角度が不十分もしくは一歩行周期を通して足関節が底屈する片麻痺者では、底屈制限AFOで足関節最大背屈角度が増加した。一方、健常者のように立脚期の足関節底屈〜背屈運動がみられた片麻痺者では底屈制動AFOで足関節最大背屈角度が増大した。立脚期に膝関節が屈曲する歩行パターンの片麻痺者に関してはどの項目においてもほとんど有意差がみられず、AFOの底屈制限と底屈制動の違いは歩行に影響しないことがわかった。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0910-4720
  • eISSN : 1884-0566
  • 医中誌Web ID : 2014296011

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