共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2021年3月

蹴り出しを改善できる足関節制御機能付き短下肢装具用ソールの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 米津 亮
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  • 成澤 雅紀
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  • 黒澤 千尋
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  • 淵岡 聡
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  • 藤田 暢一
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  • 神尾 昭宏
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  • 田中 繁治
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  • 岩田 晃
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  • 小栢 進也
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  • 島津 尚子
  • ,
  • 津田 大

課題番号
17H02138
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

短下肢装具は、脳卒中後遺症者の基本動作を支援できる福祉用具であるが、歩行中に力強い蹴り出しができないことに課題を抱え続けている。我々は、短下肢装具に残存するこの課題に対し、中足指節関節の関節運動を再現できるソールを考案した。本研究では、我々が着想した研究シーズを応用し、脳卒中後遺症者の機能回復を推し進め、より自然に歩くことができる短下肢装具を開発することで、彼らの自立生活を支援することを最終目的とする。
昨年度の研究活動を基に、ソール素材として選定したSoft CFRPにて、油圧で足関節の底屈運動を制動する短下肢装具に我々のソール機構を組み込んだプロトタイプ(Ⅱ)を作製し、その臨床研究を中心に研究を展開した。研究分担者の所属する施設での臨床研究をにおいて、蹴り出しとともにそれに作用する筋活動が増加する、蹴り出し時の足関節角度の変位量が多くなる兆候を確認するに至った。そのうえで、プロトタイプ(Ⅱ)が適応しなかった症例を基に、適合判定の作業に一定の目途を持つことができた。
また、ソール素材の耐久性・柔軟性を向上させるために複数の工学的研究を実施してきた。この知見を基に、短下肢装具としての使用耐久に該当する9か月間をクリアできるソール加工技術を確立させるに至った。
これら2つの成果により、脳卒中後遺症者の機能回復を推し進め、より自然に歩くことができる短下肢装具の開発は対象者の自立生活を支援する状況であり、かつ我々が開発したソール加工技術を組み込んだ短下肢装具の商品化に大きく近づくことができたと捉えている。

ID情報
  • 課題番号 : 17H02138