2020年3月
特定行為研修修了者の活動による影響-施設管理者および協働する医師の捉え方より-.
日本ルーラルナーシング学会誌
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- 巻
- 15
- 号
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本ルーラルナーシング学会編集委員会
本研究は特定行為研修修了者の活動による影響を,修了者が所属する施設管理者および修了者が協働している医師の捉え方を通して明らかにすることを目的とし,自記式質問紙調査を実施した。施設管理者及び医師が共通して捉えている修了者の活用による患者および家族への影響は,{患者の苦痛・負担の軽減と安心感の高まり},{修了者の説明や相談対応による患者・家族の病気や治療の理解促進}等であった.修了者の所属施設の管理者及び修了者と協働している医師が捉えている医師への影響は,{特定行為に関わる医師の業務量の減少},{多重業務および患者への早期対応による医師の負担軽減},{看護師からの診断や治療に必要な情報について報告への信頼の高まり},{重症度・緊急度の高い患者等医師が対応しなければならない業務時間の確保ができるようになった}等であった.今後は,チーム医療の推進に向けて,アウトカムを明確にするために患者やその家族からのフィードバックが必要である.(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1881-2783
- 医中誌Web ID : 2020273632