基本情報

所属
慶應義塾大学 文学部 人文社会学科(哲学系) 教授
学位
美学修士(1998年3月 慶應義塾大学大学院)
博士(2011年6月 アムステルダム大学)

研究者番号
20620462
J-GLOBAL ID
201801012927445170
researchmap会員ID
B000334893

外部リンク

17世紀末-18世紀半ばのオランダ風俗画の再評価:
2015年にアムステルダム大学出版から出版されたConfronting the Golden Age: Imitation and Innvoation in Dutch Genre Painting 1680-1750 (Amsterdam University Press, 2015)(アムステルダム大学博士論文2011に基づく)では、従来17世紀オランダ最盛期美術の衰退期として軽視されてきた1680年以降のオランダ風俗画に焦点をあて、美術館での作品調査と様々な古文書・歴史資料の分析に基づき、この期の絵画の特質と全体像をはじめて解明し再評価を行った。とりわけ、絵画制作のコンテクストとして絵画市場、コレクターの趣味、そして画家と芸術パトロンとの関係を重視する立場から、17-18世紀の古文書、財産目録、絵画競売目録、美術書といった様々な一次資料を用いて同時代の芸術的環境の再構築を行った。風俗画の特質に迫る3つのケーススタディにおいて、風俗画が当時誰に購入され、どのように鑑賞されたのかを問うことで、社会における絵画受容の側面から18世紀の画家の制作意図を浮き彫りにし、その結果、1680年以降の風俗画が、17世紀絵画伝統を刷新した芸術作品として高く評価されていたことが明らかになる。こうして、この17世紀末から18世紀半ばという時代を、17世紀最盛期オランダ美術を栄光の過去の遺産として継承し規範化した最初の受容期として位置づけることが可能となったのであり、今後は、17世紀オランダ黄金時代観とその受容研究をコレクターの視点から取り組みたいと考えている。
また近年は、17-18世紀オランダと東洋の国々との文化交流を背景として成立したオランダ絵画における「東洋イメージ」にも関心を持って取り組んでいる。


主要な論文

  30

主要なMISC

  20

主要な書籍等出版物

  14

主要な講演・口頭発表等

  28

所属学協会

  6

共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

社会貢献活動

  1

メディア報道

  1