論文

2017年3月

地域在住自立高齢者を対象にした体力測定会への参加希望者における閉じこもりリスクと孤独感との関連

同志社看護
  • 山縣 恵美
  • ,
  • 渡邊 裕也
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  • 山田 陽介
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  • 續田 尚美
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  • 杉原 百合子
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  • 小松 光代
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  • 木村 みさか
  • ,
  • 井上 恒男
  • ,
  • 亀岡スタディグループ

2
開始ページ
7
終了ページ
18
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
同志社女子大学看護学会

高齢者の閉じこもり予防支援の検討に資することを目的に、京都府亀岡市在住の自立高齢者を対象とした2012年の体力測定会へ参加し、約1年半後の体力測定会への参加を希望した高齢者を対象に閉じこもりリスク、孤独感(日本語版UCLA孤独感尺度)などについて質問紙調査を行い、539名(男性275名、女性264名、67〜90歳、平均年齢74.7±5.2歳)より有効回答を得た。その結果、閉じこもり群20名、閉じこもり予備群90名、非閉じこもり群429名であった。また、孤独感得点の群間比較では、性別、近所に頼れる人の数、主観的健康感、主観的体力、うつのリスク、家庭内の仕事、趣味の有無、グループ活動への参加,LSIK(生活満足度尺度K)で有意差が認められた。体力測定会に継続参加可能な意欲の高い比較的健康な高齢者においても、閉じこもりリスク保有者が存在し、閉じこもり予備群で孤独感が高いことが示唆された。

ID情報
  • ISSN : 2424-0400
  • 医中誌Web ID : 2018170443

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