2003年
含浸型木材保護塗料と造膜型表面保護塗料を併用して処理したトドマツ材の耐朽性評価
林産試験場報
- 巻
- 17
- 号
- 5
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 7
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 北海道立林産試験場
トドマツ材への簡易に耐朽性を付与する技術として、含浸型木材保護塗料と造膜型表面保護塗料を併用する表面処理法(P/F処理)について検討を行った。溶脱・揮散繰り返しによる耐候操作および褐色腐朽菌と白色腐朽菌を用いた抗菌操作後も、試験体に顕著な塗膜の劣化は認められなかった。含浸型木材保護塗料あるいは造膜型表面保護塗料をそれぞれ単独処理した試験体と比較すると、P/F処理試験体では顕著な質量減少の抑制が確認された。対照として用いたブナ試験体については、耐候操作後に広範な塗膜劣化が生じ、P/F処理を行った試験体においてもトドマツで観察されたような耐朽性の向上は観察されなかった。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/80016209796
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10102048
- URL
- http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010681120 本文へのリンクあり
- ID情報
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- ISSN : 0913-140X
- CiNii Articles ID : 80016209796
- CiNii Books ID : AN10102048