基本情報

所属
富山県立大学 工学部 生物工学科 講師
ルンド大学 実験医科学科  客員研究員
学位
博士(バイオサイエンス)(2014年3月 東京農業大学)

研究者番号
70747899
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0003-2034-5666
J-GLOBAL ID
202101017941707738
researchmap会員ID
R000021130

生物がゲノムに記された遺伝情報を正確に読み取り、機能を担うタンパク質を合成する翻訳反応は、生命維持に不可欠な根幹過程です。翻訳は、リボソームをはじめとする100種類以上の因子が協調して働く極めて複雑な反応であり、細胞内でも最大級のエネルギー消費過程であると同時に、その動態は細胞の状態を鋭敏に反映します。さらに、臨床で用いられる抗生物質の多くがリボソームを標的とすることからも、翻訳研究は基礎・応用の両面で高い重要性を持っています。私はこれまで、「曖昧さや脆弱性を内包する超巨大分子複合体であるリボソームを、生命はどのように制御しているのか」という問いのもと、微生物における翻訳品質管理機構や翻訳動態制御機構の解明に取り組み、新規生命現象の発見を進めてきました。
現在、微生物がもつ多様な翻訳制御因子に着目し、それらがどのようにリボソームの状態を監視し、翻訳の停滞・異常・環境変化に応答しているのかを明らかにしたいと考えています。特に、系統的に保存された因子だけでなく、特定の系統群に特有な因子や、これまで機能未解明であった因子の解析を通じて、微生物が進化の中で獲得してきた翻訳制御の多様性と普遍性を統合的に理解することを目指しています。さらに、こうした知見を基盤として、抗菌薬作用機序や耐性機構の理解、新規抗菌戦略の創出、さらには有用タンパク質生産やバイオものづくりへの応用へと展開したいと考えています。


主要な論文

  39

MISC

  62

講演・口頭発表等

  6

担当経験のある科目(授業)

  15

共同研究・競争的資金等の研究課題

  14

メディア報道

  10