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宇宙科学シンポジウムポスター 

P-158 V  

欧州トランジット系外惑星観測ミッション Ariel :概要および日本の開発貢献

  塩谷圭吾1,2、生駒大洋3、伊藤祐一3、亀田真吾4、川島由依5、成田憲保6、福井暁彦6、藤井友香3、村上豪1: 

  1) 宇宙研、2) 総研大、3) 国立天文台、4) 立教大、5) 理研、6) 東大

Ariel (Atmospheric Remote-sensing Infrared Exoplanet Large-survey) はESAが主導する系外惑星分光トランジット観測のための専用宇宙望遠鏡計画である。Arielは ESA/M4 に選ばれており(2020)、その打ち上げは 2029 年に予定されている。スペース系外惑星観測の重要な一里塚となると考えられる Ariel に、日本は Co-PI 国として参入する(WG代表:生駒大洋)。サイエンスを主とする参加のために必要な開発貢献として、日本は主力科学観測機器 AIRS(赤外分光器)のフッ化カルシウム製光学素子等の開発を担当する。日本ならではの切り口で、挑戦性を含む開発を低価格・低リスクで行う(非常にコスパの良い貢献)。