2017年7月
がん細胞由来エキソソームの間質細胞への影響
細胞
- ,
- 巻
- 49
- 号
- 8
- 開始ページ
- 408
- 終了ページ
- 411
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)ニュー・サイエンス社
「がん」とは、がん細胞と間質から構成されている組織のことである。がん間質は、線維芽細胞、血管内皮細胞、マクロファージやリンパ球のような免疫担当細胞と、それらの細胞群が産生する細胞外マトリクスや生理活性物質から構成されている。がん細胞は間質細胞との間で常に相互作用しており、がん細胞が増殖・浸潤し、他組織・臓器へ転移するためには間質細胞による制御が重要な役割を果たしていることが明らかになってきた。近年、様々な細胞から放出されるエキソソーム(またはエクソソーム)という細胞外小胞が新たな細胞間の相互作用ツールとして知られるようになってきた。がん細胞の増殖、浸潤、転移の制御機構にもエキソソームが関与するという報告があり、エキソソーム研究はこれまで解明しきれなかったがん悪性化の分子機構を明らかにできる可能性を秘めた重要な研究分野となるであろう。本記事は2015年6月号の記事を追記したものである。(著者抄録)
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40021278415
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11382662
- URL
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J00505&link_issn=&doc_id=20170703380010&doc_link_id=40021278415&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021278415&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
- ID情報
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- ISSN : 1346-7557
- 医中誌Web ID : 2017303889
- CiNii Articles ID : 40021278415
- CiNii Books ID : AA11382662