2016年4月 - 2019年3月
ブラッシング電析法を用いた高強度・高延性ナノ結晶/アモルファス二相合金の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ブラッシング電析法により作製したナノ結晶/アモルファス二相Ni-W合金は引張強度2GPa以上の高い強度を示しつつ、十分な塑性変形能を有する。しかしながら、室温以上の温度における長時間保持により塑性伸びが徐々に減少する経時変化を示す。これを抑制するため、本実験では第三元素の添加を試みた。まず、侵入型元素である窒素やボロンの添加を試みたが、固溶した量が少ないため、経時変化を抑制することが出来なかった。次に、置換型元素であるコバルトやモリブデンを添加したところ、Ni-W-Co、Ni-W-Mo三元系合金を作製することが出来、これらの合金では経時変化が抑制された。
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- 課題番号 : 16K06776
- 体系的課題番号 : JP16K06776