MISC

2008年3月

看護学生の「倫理観」育成の初段階における学習効果

新潟大学医学部保健学科紀要
  • 坂上 百重
  • ,
  • 内山 美枝子
  • ,
  • 瀬倉 幸子
  • ,
  • 丹野 かほる

9
1
開始ページ
11
終了ページ
19
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
新潟大学医学部保健学科

看護の倫理教育の初期段階にある医学部保健学科1年次学生75名を対象に、看護学原論の科目「看護の倫理」で学習した内容を分析し、その学習効果を判定した。「看護の倫理」の講義終了直後に自由記述式の調査用紙を配布し、感じていること、考えていること、疑問に思っていることなどについて自由に記載させた。内容分析を参考に質的機能的分析を行った。学習効果として学生は、講義を通し看護の倫理への具体的関心を深め、倫理的判断に向けた思考を自己の体験に戻し発展させていることが明らかになった。学生の学習効果を発展させるためには、看護学実習での教育体制の整備、教育者の倫理観が重要な要素になることが示唆された。

ID情報
  • ISSN : 1345-2576
  • 医中誌Web ID : 2008264512

エクスポート
BibTeX RIS