2017年4月 - 2022年3月
汎用性に優れた人工膝関節の部品間圧縮力計測センサの開発と至適軟部バランスの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 17K10989
- 体系的課題番号
- JP17K10989
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,160,000円
- (直接経費)
- 3,200,000円
- (間接経費)
- 960,000円
- 資金種別
- 競争的資金
人工膝関節全置換術(TKA)中に大腿脛骨部品間に生じる圧縮力に着目し、TKAの多機種を網羅、応用できる汎用性に優れた術中の定量的評価と調整が可能な試作機を改良した圧縮力計測センサを製作し、より大きな術後屈曲角度を獲得するために必要とされる至適軟部バランスを解明することを目的とした。初年度は、試作機を改良した術中支援センサの製作や調整が難航し、手術に供するまでには至らず、研究にやや遅れが生じたため、センサの製作会社と積極的に協議を重ね、製作を推進した。平成30年度は、①試作機を改良し、大腿脛骨部品間の圧縮力を計測できる圧縮力センサを開発し、②試作機が適応できる機種を用いて、試作機と改良型圧縮力センサを用いた部品間圧縮力の計測を行い、再現性、耐久性を検討した。試作機を改良した術中支援センサの製作が進み、計測方法の詳細な調整や協議が可能となった。
令和元年度は、積極的な臨床応用に推し進め、実臨床の場において20膝を対象に術中計測に供することが可能となった。結果、術中圧縮力の屈曲角度による変化は、凡そ3つの種類に分類できることが明らかになった。
令和元年度は、積極的な臨床応用に推し進め、実臨床の場において20膝を対象に術中計測に供することが可能となった。結果、術中圧縮力の屈曲角度による変化は、凡そ3つの種類に分類できることが明らかになった。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K10989
- 体系的課題番号 : JP17K10989