2017年7月
廃ガラス発泡体の園芸用培地としての利用可能性
園芸学研究
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- 巻
- 16
- 号
- 3
- 開始ページ
- 273
- 終了ページ
- 278
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2503/hrj.16.273
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 園芸学会
発泡ガラスの園芸用培地としての利用可能性を明らかにするため,粒径別の理化学性およびコマツナの栽培特性を調査した.有効水分は,粒径4 mm未満で確保でき,4 mm未満に4~15 mmを25~75%混合すると制御できた.発泡ガラスの化学性は,pHおよび交換性マグネシウムが高く,CECが低かった.発泡ガラスを流水洗浄することで交換性マグネシウムは低下したが,pHは調整が必要であった.コマツナの生育および窒素吸収量から,発泡ガラス培地は,pHを6に調整するとマサ土とバーク堆肥を混合した慣行培地と同程度の生育を示したが,ゼオライトの添加による生育差は見られなかった.以上のことから,発泡ガラスは,粒径4 mm未満に4~15 mmを25~75%混合し,pHを6に調整することで,園芸用培地として利用できる可能性が示唆された.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.2503/hrj.16.273
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130006108740
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11608561
- ID情報
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- DOI : 10.2503/hrj.16.273
- ISSN : 1347-2658
- CiNii Articles ID : 130006108740
- CiNii Books ID : AA11608561
- identifiers.cinii_nr_id : 9000367426620