2016年4月 - 2018年3月
統合失調症脳における微小循環・慢性炎症関連分子のジェネティックニューロパソロジー
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では、統合失調症発症のメカニズムの一端を解明することを目的として、ルミネックス法を用いて慢性炎症に関連する分子について統合失調症死後脳での発現量を測定し、得られた結果から炎症物質と統合失調症との関連を検討した。その結果、統合失調症群では健常対象群に比較して、総タンパク質1mgあたりのIP-10,IL-17Aタンパクの質量が低下していた。これらの分子は炎症に深く関わる分子である。今回の結果から、統合失調症の発症に炎症が関わっている可能性があることが示唆された。
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- 課題番号 : 16K19752
- 体系的課題番号 : JP16K19752