Works(作品等)

2008年3月

米国の専門看護師教育から学ぶべきポイント


作品分類
その他
発表場所
看護教育第49巻第3号

米国高度実践看護師教育の要素を日本の専門看護師教育のなかに取り入れようと試みた。要素としては、アサーティブであること、リーダーシップがとること、自律して看護実践できること、そして基盤の知識技術である“3P’s”(Path physiology、 Physical Assessment、 Pharmacology)があげられた。コースワークでは、アサーティブネスを鍛えるために、ディスカッションに工夫をこらした。発表者は準備したテーマについてプレゼンテーションをするが、かならず思考を深めるようなディスカッションクエスチョンを提起し、ディスカッションをリードするためリーダーシップを発揮する必要がある。実習では臨地実習先との交渉を実習のスタートに設定した。3P’sは日本ではまだ準備段階である。コースを修了した学生のフィードバックでは、アサーティブネスとリーダーシップに対しては効果があったが、実習先との交渉のプロセスは、困難が多くサポート体制を整える必要がある。