2016年10月
術前化学療法を施行したホルモンレセプター陽性乳癌におけるリンパ節転移の予後因子としての意義 JBCRG-01、JBCRG-02、JBCRG-03のプール化解析
乳癌の臨床
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- 巻
- 31
- 号
- 5
- 開始ページ
- 413
- 終了ページ
- 422
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)篠原出版新社
目的:術前化学療法を施行したホルモンレセプター陽性乳癌におけるリンパ節転移の予後因子としての意義を、プール化解析により検討した。対象と方法:術前化学療法の第II相試験JBCRG-01、JBCRG-02、JBCRG-03に登録されたホルモンレセプター陽性乳癌240例を対象とした。結果:転移個数、転移率はイベントフリー生存期間、全生存期間と相関し、リンパ節転移と予後との関連は乳腺でpCRの得られなかった症例において明らかであった。Cox比例ハザードモデル解析の結果、転移個数・転移率は有意な予後因子であった。結論:リンパ節転移は、術前化学療法にてpCRの得られなかったホルモンレセプター陽性乳癌の予後因子として重要である。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0911-2251
- 医中誌Web ID : 2017033892