共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

胆道閉鎖症の肝組織におけるテロメア長とテロメラーゼ活性の解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26461924
体系的課題番号
JP26461924
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,940,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
1,140,000円

胆道閉鎖症(BA)は肝門部空腸吻合術によって長期生存できるようになった一方で、成人期になって肝不全まで進行する症例を経験するようになった。成人期BAの肝移植成績は小児期に比べて不良であり、また成人期は生体ドナー不在や脳死登録困難など移植が実施できないこともある。既存の肝予備能マーカーでは将来的な肝不全の予測ができないため、本研究では学童期以降のBA児の肝細胞のテロメア長を測定した。肝予備能マーカーは正常であったが、テロメア長が短縮していたこともあり、臨床的に相対的肝移植適応と判断することができた。肝細胞のテロメア長は、既存の肝予備能マーカーに比べて有用なマーカーになりうると考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26461924/26461924seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26461924
ID情報
  • 課題番号 : 26461924
  • 体系的課題番号 : JP26461924