論文

2013年

震災支援者のストレスマネージメントおけるSignificant Event Analysisの有用性について-非盲検化ランダム化比較試験-

日本救急医学会雑誌
  • 宮道 亮輔
  • ,
  • 石川 鎮清
  • ,
  • 尾身 茂

24
6
開始ページ
321
終了ページ
328
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人 日本救急医学会

【目的】震災派遣医師のストレスマネジメントにおけるSignificant Event Analysis(SEA)の有効性を検討する。【対象と方法】自治医科大学同窓会東日本大震災支援プロジェクトにより被災地(東北地方)に派遣された医師67名である。SEA施行群(SEA群)と非施行群(対照群)に無作為に割り付け,SEA群には震災派遣から帰還4週間後に質問紙にてSEA調査を行った。【主要なアウトカム評価】改訂出来事インパクト尺度(IES-R),K6質問票を用いて,帰還4週間後(SEA調査前)と8週間後の改善度を調査した。【結果】IES-Rの改善度は,SEA群: 1.27±5.08[平均±標準偏差],対照群: 2.43±4.05であり,p=0.30と有意な差を認めなかった。K6質問票の改善度は,SEA群: 1.83±2.68,対照群: 0.76±3.01であり,p=0.13と有意な差を認めなかった。【結語】ボランティアで被災地支援に行った医師にSEAを行うことは,ストレスの軽減につながらない。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004840960

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