共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

ヒストンアセチル化酵素KAT2Aによるエネルギー代謝調節機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

課題番号
15H04851
体系的課題番号
JP15H04851
配分額
(総額)
17,420,000円
(直接経費)
13,400,000円
(間接経費)
4,020,000円

肝臓のアセチル化酵素KAT2Aの代謝調節における役割を機能欠損実験等により検討した。肝細胞においてKAT2Aは、絶食時に転写coregulator CITED2とPKAと共にモジュールを形成し、絶食応答遺伝子の転写を制御していた。その分子機構として、本モジュール内でPKAによりリン酸化されたKAT2Aが、その基質を転写共役因子PGC-1αからヒストンH3にスイッチさせ、PGC-1αの活性化と遺伝子プロモーターのエピゲノム変化とが起こり、転写活性化が起こることを見いだした。本研究より、KAT2Aは肝臓における遺伝子転写を介した絶食応答に必須のcAMP応答性のアセチル化酵素であることが示唆された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15H04851
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15H04851/15H04851seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 15H04851
  • 体系的課題番号 : JP15H04851