2020年4月 - 2023年3月
全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍に対する自家骨髄単核球移植を用いた血管再生療法に関する研究開発
横浜市立大学 日本医療研究開発機構 再生医療実用化研究事業 生物系 医歯薬学 内科系臨床医学 膠原病・アレルギー内科学
- 資金種別
- 競争的資金
自家骨髄単核球細胞を用いた血管再生療法を全身性強皮症に伴う難治性皮膚潰瘍の標準的な治療選択肢として確立させ,保険収載を実現するために,先進医療Bによる多施設共同前向き研究を施行して本治療法の安全性と有効性を検証することを目的とする.研究開発期間の初年度~3年目を通して日本医科大学における全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍難治症例を登録し,自家骨髄単核球移植を用いた血管再生療法を施行する.自家骨髄細胞採取は,手術実施医師が血液内科領域で行われている骨髄移植と同様の方法で行う.血液成分分離装置を用いることにより骨髄単核球細胞を分離・濃縮する.手術実施医師は全身麻酔継続の下,骨髄単核球細胞液を四肢骨格筋へ均等に骨髄単核球細胞を移植する.術後,経時的に解析に必要な評価項目である潰瘍の面積,個数,安静時疼痛などのデータを集積し,横浜市立大学へ症例報告書を提出する.