基本情報

所属
愛知教育大学 (名誉教授)
名古屋音楽大学 (客員教授)
金城学院大学 非常勤講師
四日市看護医療大学 非常勤講師
学位
芸術学修士(東京芸術大学)

研究者番号
80144179
J-GLOBAL ID
200901083653324236
researchmap会員ID
1000200283

外部リンク

  

東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業、同大学院修了。NHK洋楽オーディション合格、東京文化会館新人演奏家紹介コンサート及び名古屋市民会館新人推薦オーディションで最優秀賞受賞後、演奏活動を始め、その後の演奏活動に対して、名古屋市芸術祭賞、愛知教育文化芸術賞、クラスノダール国際音楽祭芸術賞、名古屋市芸術奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋ペンクラブクリティック賞などを受賞。 また、後進の指導に対し、日本クラシックコンクール、ピティナ・ピアノコンペティション、カワイ音楽コンクール、ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japanショパン国際ピアノコンクー in ASIA ,にて最優秀指導者賞を受賞している。

 演奏活動は、ソロリサイタル、室内楽をはじめオーケストラとの共演など、古典から現代音楽の初演まで幅広いレパートリーで国内外で活動を行っている。名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知をはじめ、ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団、ダルムシュタット・アンサンブル、イスラエル弦楽四重奏団、ロストフ交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラメンバー、ウィーン・ヴィルトゥオーゾ、プラハ放送交響楽団、NHK交響楽団メンバー、ワルシャワストリングカルテットなどと共演している。

 CDは、ソロによる1992年ムソルグスキーの「展覧会の絵」、リストの「ダンテを読んで」などの他、2007年には、シューマンの幻想曲、ショパンの名曲を中心にした、ピアノソロ 「ファンタジー」をリリース。また2022年には、音楽が心身に良い影響があることの研究で使用した楽曲を集めた「Full of Love」、「花笑み」などをリリース。ピアノ五重奏では1991年イスラエル弦楽四重奏団との「ブラームスのピアノ五重奏曲」、2012年9月には、ワルシャワストリングカルテットとシューマンと「ドヴォルザークのピアノ五重奏曲」リリース。 ピアノトリオでは、1993年イスラエルフィルコンサートマスター、イーガルトゥネと首席チェリストサッシャ・カゴノフスキーと組んだ「キララトリオ」でのベートーヴェンのピアノトリオ「幽霊」「大公」、2011年8月には、豊嶋泰嗣と藤森亮一氏とラフマニノフの「悲しみの三重奏曲」をリリース。デュオでは、2004年ウィーンフィル首席クラリネット奏者のエルンスト・オッテンザマー氏とのシューマンとウェーバーの「グラン・デュオ」がオクタヴィアレコードよりリリースされ、好評を得る。 またNHK交響楽団首席チェロ奏者藤森亮一氏との共演により、2008年「、ショパンのピアノとチェロ作品全曲」を、2009年には、「パッソナート」「ラフマニノフとピアソラ作品集」CDを、また2010年には、「ブラームスのチェロソナタ集」リリース。 協奏曲では ルーマニアオーケストラとのモーツァルト「ピアノ協奏曲 Kv.467 ハ長調」など、高く評価されている。

 著書は、1995年人間のこころや感情に特化した「イメージ奏法」という演奏法を開発し確立させた「楽曲イメージ奏法」の著書を「ドレミ楽譜」より出版。音楽の内面を研究し、演奏者の過去の体験や記憶、思考、言語、色彩を取り入れて、演奏者がより自分のイメージを明確に共感覚させた視聴覚融合の演奏法である。また指導法として発展させた「ピアノを学ぶ人に贈る武本京子のイメージ奏法」の解説書を2013年6月「音楽之友社」より出版。音楽の内面を色彩と物語でイメージし奏法を導く、イメージ奏法の理論と実践に取り組み、それを教育現場に普及するため、イメージから導いた立体的空間を創造するための「表現曲線」を描いたとワークブックを「音楽之友社」より出版。「武本京子楽曲イメージ研究会」を主宰し、公開講座、レクチャーコンサートなども各地で行なっている。  

 また、震災をきっかけにチャリティーコンサートにも力を入れ、それを機会に音楽で人の心を結び、レジリエンスを引き起こすことを実感し、音楽が人間を幸福に導くことを科学的に明らかにするため、「イメージ奏法」による音楽が心身に与える影響について,愛知教育大学学長裁量経費と日本学術振興会科学研究費補助金課題番号1 8 k 0 0 2 0 6を得て、2017年~2022年に医学や心理学の研究者と共同研究し、生化学的、心理的に研究を行う。音楽が心身に良い科学的エビデンスを得て、学会、論文等で発表。『音楽が人を幸せにできる』ことにつながる音楽の力についての講演や演奏、CD、配信に力を入れている。

 教育の現場で、音楽がストレスに強いレジリエンス力を育成できるための「イメージ奏法]による視聴覚融合のICTを使用した、アクティブ・ラーニングのインクルーシブ教育にも力を入れている。

現在、愛知教育大学名誉教授。名古屋音楽大学客員教授。金城学院大学、三重県立看護大学非常勤講師。ショパン国際ピアノコンクールin Asia 常任委員。大阪国際コンクール、演奏家コンクール、日本クラッシクコンクール、ヨーロッパ国際コンクール、アールンコンクール全国大会審査委員。なごや青少年ピアノコンクール実行委員。みどり音楽祭音楽監督。武本京子楽曲イメージ研究会主宰。


論文

  22

MISC

  15

主要な書籍等出版物

  29

講演・口頭発表等

  65

所属学協会

  6

Works(作品等)

  264

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

社会貢献活動

  22