2019年 - 2019年
真空中で動作する簡易ツルーイング装置の試作
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究 奨励研究
本研究で申請者は真空中で動作する簡易ツルーイング装置を試作した. 本装置は, 真空チャンバー内で石英工具円板と電着工具を回転させ、定圧で接触させることができる. 本装置を用いてツルーイングを施したダイヤモンド砥粒電着工具により, 超硬合金(K種)を被削材とした研削実験を実施した. ツルーイングを行っていない工具の研削面粗さ29nmSaに対して, ツルーイングを行った工具は17nmSaの良好な研削面を獲得した. ツルーイングの条件(研磨速度、接触圧力)などは今後も検討の余地があり, 今後の研究により更なる工具の高度化が期待できる. 本装置による研究成果は学会発表1件と卒業研究2件にまとめられ, 来年度以降も継続される.
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- 課題番号 : 19H00233
- 体系的課題番号 : JP19H00233