2019年4月 - 2021年3月
武装型第三世代がん治療用HSV-1と免疫療法の併用効果および安全性の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
HSV-1に対する感受性が強い A/Jマウスを用いて野生型 HSV-1であるstrainFと比較し、マウス舌への投与における安全性を検討した。strainFを 1×107 pfu 投与したところ、全てのマウスが体動低下体重減少し、12 日以内に死亡したのに対し、T-01(control)、武装型のT-B7-1、T-mfIL12は 1×107 pfu 投与しても体重減少、体動低下なく60日生存した。さらにこれらのT-B7-1はマウス口腔癌モデルで抗CTLA-4抗体を併用すると抗癌作用が著しく増強し、武装型第三世代がん治療用HSV-1は非常に強力かつ安全な口腔癌治療薬となり得ることが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K19194
- 体系的課題番号 : JP19K19194