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査読有り
2001年10月21日

避難行動シミュレーションに基づく地下街の安全性評価

土木学会論文集 = Proceedings of JSCE
  • 清野 純史

689
689
開始ページ
31
終了ページ
43
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscej.2001.689_31
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

本研究では, 地下街という閉鎖的で特殊な空間を対象に, そこで地震災害や火災が発生した場合の人間の避難行動を個体単位で把握することが可能な個別要素法 (DEM) を用いてシミュレーションを行った. 本手法を用いると, 各個体や全体の避難完了時間や滞留密度, 流動係数のみならず, 避難の途中で各個体に作用する接触力や接触を避ける行動を定量的に評価することも可能である. ここでは, まず実際の地下街に滞在する人口とその属性別の割合を調査によって明らかにした. この調査結果を基に, 地下街の一部を対象とした局所的な避難シミュレーションと, 実際の地下街の全領域を対象とした避難シミュレーションを行い, 指針手法との比較による安全性の評価, ならびに指針手法の補完的役割としての当手法の可能性を検討した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscej.2001.689_31
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10007555101
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscej.2001.689_31
  • CiNii Articles ID : 10007555101

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