論文

2010年3月

研究 心理・社会的研究 うつ病の集団認知行動療法

医学のあゆみ
  • 松永 美希
  • ,
  • 岡本 泰昌

別冊
最新うつ病のすべて
開始ページ
247
終了ページ
252
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
医歯薬出版(株)

うつ病に対する集団認知行動療法(CBGT)は、薬物療法との併用で抑うつ症状の改善や再発予防に有効であることが報告されているが、わが国では実証的研究は行われていない。そこで、広島大学病院ではうつ病のCBGTプログラムを作成し、1グループ5〜6名のうつ病患者を対象に、12セッションのプログラムを施行した。さらに、CBGT前後で抑うつ症状、心理・社会的機能を評価し、CBGTの有効性について検討してきた。その結果、うつ病のCBGTは患者間のサポート機能、教育機能、強化機能が充実しており、抑うつ症状や心理・社会的機能の改善に有効であることが明らかにされた。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0039-2359
  • 医中誌Web ID : 2011321936

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