講演・口頭発表等

2020年9月15日

ネパールのBarpak地域におけるSAR干渉画像を用いた 地すべり性の地表変動の検出

2020年度日本地すべり学会研究発表会
  • 五味杏太朗・佐藤 浩

記述言語
日本語
会議種別
その他
主催者
日本地すべり学会

2015年にネパールで発生したゴルカ地震(Mw 7.8)の震源地の近くであるBarpak周辺で,時系列のALOS-2/PALSAR-2データから生成したSAR干渉画像を判読したところ,3ヶ所の地すべり性地表変動を見いだした。そのうち1ヶ所を選び,2016年2月6日~9月17日(雨季),2017年2月4日~11月11日(雨季),2018年8月18日~2019年1月5日(乾季)の3時期の衛星視線方向の変動を計測したところ,雨季の2時期では斜面の中央と下方が,乾季の1時期では斜面上方が,それぞれ伸長する(沈下を含む)変動が見られることがわかった。