MISC

2015年1月

リドカインによる遅延型アレルギーが強く疑われた1例

日本歯科麻酔学会雑誌
  • 北條 敬之
  • ,
  • 岩本 理恵
  • ,
  • 藤澤 俊明

43
1
開始ページ
48
終了ページ
50
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本歯科麻酔学会

60歳女。メチルパラベン無添加のリドカイン使用下に抜歯を施行した。その後、陰部に鎮痒掻薬であるメンソレータムフレディを貼付したところ、同部の著しい腫脹が生じた。さらに、左鼻出血を主訴に受診した。局所麻酔(キシロカイン液「4%」にて表面麻酔後、キシロカイン注射液「0.5%」エビレナミン(1:100000)含有を1ml局注)下に止血処置を受け、少なくとも数時間後に左口唇およびオトガイ部に著しい腫瘍と発赤が生じた。リドカインアレルギーと診断した。歯周病に対する処置のため局所麻酔が必要となった。パッチテストを施行し、リドカインの遅延型アレルギーを強く疑った。1%プロカインやアドレナリン10万倍希釈液を用いた局研麻酔下に歯科治療を行い、アレルギー症状の出現なく経過している。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2015&ichushi_jid=J01093&link_issn=&doc_id=20150127330012&doc_link_id=%2Feq9shika%2F2015%2F004301%2F013%2F0048-0050%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Feq9shika%2F2015%2F004301%2F013%2F0048-0050%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
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ID情報
  • ISSN : 0386-5835
  • eISSN : 2433-4480
  • 医中誌Web ID : 2015167462

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