金ヨンロン (Younglong Kim) - マイポータル

基本情報

所属: 大妻女子大学文学部日本文学科専任講師

学位: 博士（学術）(2017年2月東京大学)

J-GLOBAL ID: 201901003838419130
researchmap会員ID: B000366325

研究分野

人文・社会 / 日本文学 /

経歴

2022年4月 - 現在

大妻女子大学, 文学部日本文学科, 専任講師
2019年4月 - 2022年3月

早稲田大学, 高等研究所, 講師（任期付）
2018年10月 - 2019年3月

日本学術振興会, 外国人特別研究員（受入研究機関：早稲田大学）
2017年4月 - 2018年9月

早稲田大学, 文学学術院, 客員次席研究員(研究院客員助教)

委員歴

2024年4月 - 現在

日本近代文学会, 編集委員
2023年6月 - 現在

日本社会文学会, 評議員
2019年6月 - 2023年6月

日本社会文学会, 運営委員
2017年4月 - 2019年3月

日本近代文学会, 運営委員

論文

「歴史的トラウマ」と文学：韓国でハン・ガンはどう読まれてきたか（特集ハン・ガン）

金ヨンロン

ユリイカ 57(1) 207-213 2025年1月
再審の光景：小田実「折れた剣」（一九六三年）論

金ヨンロン

大妻国文 (54) 139-160 2023年3月
67

沈黙を記載する方法：キム・スム『聞き取りの時間』（二〇二一）を手掛かりに

金ヨンロン

大妻女子大学紀要—文系— (55) 117-126 2023年3月
戦争裁判が甦る契機：木下順二『神と人とのあいだ』を手掛かりに

金ヨンロン

日本文学研究ジャーナル (9) 93-110 2019年3月査読有り
法と文法 : 井上ひさし『夢の痂(かさぶた)』を中心に (特集井上ひさし)

金ヨンロン

社会文学 (48) 44-56 2018年査読有り
××が始まつてから : 小林多喜二『党生活者』論

金ヨンロン

昭和文学研究 72(72) 101-113 2016年3月査読有り
国家と戦争と疑惑 : 太宰治『新ハムレツト』論

金ヨンロン

Juncture : 超域的日本文化研究 (7) 114-125 2016年3月査読有り
1929年、治安体制と文学テクスト : 井伏鱒二『谷間』を中心に

金ヨンロン

言語情報科学 (14) 139-151 2016年査読有り
一九二九年、持続可能な抵抗のために : 小林多喜二「蟹工船」論

金ヨンロン

社会文学 (44) 100-110 2016年査読有り
治安維持法体制下における中野重治の転向五部作と伏字問題 : 「小説の書けぬ小説家」を中心に (特集発禁・検閲・自主規制)

金ヨンロン

日本文学 64(11) 13-24 2015年11月査読有り
語るという「嘘」 : 太宰治『嘘』論

金ヨンロン

国語と国文学 91(9) 51-62 2014年9月査読有り
閉ざされていく「幽閉」の可能性 : 井伏鱒二「幽閉」から「山椒魚」への改稿問題を中心に

金ヨンロン

日本文学 63(9) 25-35 2014年9月査読有り
文学テクストと〈歴史的時間〉 : 太宰治『冬の花火』から『斜陽』へ (特集〈戦後〉の可能性 : ｢戦の後｣に留まるために)

金ヨンロン

言語態 14 118-130 2014年査読有り
戦後テクストの方法論的可能性 : 太宰治『女神』を中心に

金ヨンロン

社会文学 (40) 123-134 2014年査読有り
<断絶>と<連続>のせめぎ合い : 太宰治『パンドラの匣』論

金ヨンロン

日本近代文学 90 63-76 2014年査読有り

MISC

連続討議戦争責任・戦後責任論の課題と可能性(下)

宇田川幸大, 内海愛子, 金ヨンロン, 芝健介

思想 (1202) 132-150 2024年6月
書評和田崇著『徳永直の創作と理論 : プロレタリア文学における労働者作家の大衆性』

金ヨンロン

日本近代文学 = Modern Japanese literary studies / 日本近代文学会編集委員会編 110 219-222 2024年5月
連続討議戦争責任・戦後責任論の課題と可能性(中)

宇田川幸大, 内海愛子, 金ヨンロン, 芝健介

思想 (1201) 117-147 2024年5月
映画『福田村事件』と〈誤認説〉（♦特集関東大震災一〇〇年と文学♦ 映画『福田村事件』批評集）

金ヨンロン

社会文学 (59) 91-94 2024年3月招待有り
連続討議戦争責任・戦後責任論の課題と可能性(上)

宇田川幸大, 内海愛子, 金ヨンロン, 芝健介

思想 (1199) 125-142 2024年3月
書評：和田敦彦著『「大東亜」の読書編成——思想戦と日本語書物の流通』

金ヨンロン

日本文学 71(9) 58-59 2022年9月招待有り
書評：堀井一摩『国民国家と不気味なもの：日露戦後文学の〈うち〉なる他者像』

金ヨンロン

『言語・情報・テクスト』（東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻紀要） (27) 131-135 2020年12月
書評：田中綾『非国民文学論』

金ヨンロン

日本近代文学 (103) 150-153 2020年11月招待有り
研究展望：現代韓国文学とフェミニズム

金ヨンロン

昭和文学研究 (81) 222-225 2020年9月招待有り
書評：『地上生活者第6部最後の試み』李恢成

金ヨンロン

群像 75(5) 506-507 2020年5月招待有り
書評：中川成美・村田裕和編『革命芸術プロレタリア文化運動』

社会文学 (51) 190-192 2020年3月招待有り
オピニオン▼文化・教育：戦争裁判と文学

金ヨンロン

教育×WASEDA ONLINE - 読売新聞 2019年12月招待有り
自著を語る『「言論統制」の近代を問いなおす：検閲が文学と出版にもたらしたもの』

金ヨンロン

⽇本の古本屋メールマガジン 2019年11月
書評：坪井秀人編『東アジアの中の戦後日本』（臨川書店、二〇一八年）

金ヨンロン

跨境：日本語文学研究 (7) 276-277 2019年3月招待有り
読む文学としての調書 : 中野重治「鈴木都山八十島」を読む

金ヨンロン

日本文学 67(5) 68-72 2018年5月招待有り
書評：竹内栄美子著『中野重治と戦後文化運動―デモクラシーのために』

金ヨンロン

日本文学 65(7) 90-91 2016年7月招待有り

書籍等出版物

文学が裁く戦争 : 東京裁判から現代へ

金, ヨンロン

岩波書店 2023年11月 (ISBN: 9784004319962)
木村朗子、アンヌ・バヤール＝坂井編『世界文学としての〈震災後文学〉』

金ヨンロン (担当:分担執筆, 範囲:第９章水と3・11ーー連鎖する読み、その接続可能性をめぐって (pp.249-270))

明石書店 2021年3月
「言論統制」の近代を問いなおす : 検閲が文学と出版にもたらしたもの

金ヨンロン, 尾崎名津子, 十重田裕一 (担当:共編者(共編著者))

花鳥社 2019年 (ISBN: 9784909832115)
小説と「歴史的時間」 : 井伏鱒二・中野重治・小林多喜二・太宰治

金ヨンロン

世織書房 2018年 (ISBN: 9784902163964)

講演・口頭発表等

捕虜(POW)・国際法・レイシズム―現代日本文学における連合国捕虜の描き方を事例に

金ヨンロン

帝国日本のコロニアルアーカイブズと屑本アーカイブズの抗争と知の再構築に関する研究第一回コロキウム（成均館大学校） 2024年5月11日
Panel 5: Global Japanese Studies in Japan

Younglong Kim, Akito Sakasai, Pau Pitarch Fernandez (Moderator, Christina Yi)

Rethinking Global Japanese Studies Symposium 2024年3月11日招待有り
189

戦後日本に召喚される小林多喜二と「法」

生誕120年没後90年記念小林多喜二国際シンポジウム in 東京2023「あらためて考える「蟹工船」・資本主義・憲法」 2023年1月22日招待有り
78

日本文学のなかの戦争捕虜

金ヨンロン

シンポジウム日本文学から考えるPOW・国際法・レイシズム 2021年12月19日
沈黙を記載した現代史ーーキム・スム『聞き取りの時間』（2021）を中心にーー【パネル名: 東アジアのグローカル文化とフェミニズムゼロ年代からイチゼロ年代の日本語文学・東アジア文学を再読する】

金ヨンロン

第9回東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2021年10月16日
現代韓国の女性文学における歴史／法の担い手たち－李琴峰『彼岸花が咲く島』に触発されて－

金ヨンロン

研究会：現代女性文学における法・制度への眼差し（同志社大学烏丸キャンパス） 2021年9月6日
식민지 지배 책임을 재심하는 문학 : 현대 일본의 전쟁 재판 표상을 중심으로

김영롱

제1회 성균 국제 문화연구 연례 포럼：포스트 코로나(시대), 포스트 문화연구 2021年1月29日招待有り
262

フェミニズム運動としての、翻訳文学の可能性：日本における『82年生まれ、キム・ジヨン』の受容をめぐって

金ヨンロン

〔日韓フェミニズム文学シンポジウム〕トランス、フェミニズム――キム・ジヨンをともに読む 2020年8月8日
120

War Crimes Trials in Japanese Literature: The Question of Korean Representation on the War Criminal Docket

Center for Japanese Studies Seminar (University of Hawaiʻi at Mānoa) 2020年3月3日招待有り
Who is the True War Criminal?: Reading Matsumoto Seichō's The Court Built on Sand: A Novel of the Tokyo Trial

MATSUMOTO SEICHŌ: MEDIA, ADAPTATION, AND MIDDLEBROW LITERATURE (UCLA) 2020年2月14日招待有り
Post 3.11 and the Logic and Ethics of Recalling the Aftermath of Japan's Defeat in World War II: Focusing on Akasaka Mari's "Tokyo Prison"

Post 3.11 Perspectives on Japanese Literature in Paris INALCO 2019年12月2日
The regulation of Literature: comparing Modern Japanese Literature with Korean Literature in the colonial period

The XXII Congress of the International Comparative Literature Association (The University of Macau) 2019年7月30日
Adapting the Stenographic Record of Tokyo Trial: Reading Kinoshita Junji’s Between God and Man

27th Annual Meeting of the Association of Japanese Literary Studies (University of California, Berkeley) 2018年9月8日
占領期における検閲主体の読書行為をめぐって――東京裁判と検閲を中心に――（パネル「検閲と文学研究の現在」）

パネル:牧義之, 尾崎名津子, 村山龍, 金ヨンロン, 逆井聡人

早稲田大学国際検閲ワークショップ 2018年1月

所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

帝国日本のコロニアルアーカイブズと屑本アーカイブズの抗争と知の再構築に関する研究

日本学術振興会科学研究費助成事業国際共同研究加速基金(海外連携研究) 2023年9月 - 2027年3月

高榮蘭, 逆井聡人, 金景彩, 金ヨンロン, 堀井一摩, キムウネ
日本文学に描かれた捕虜(POW)の通史的研究:国際法とレイシズム問題を中心に

日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究若手研究 2021年4月 - 2026年3月

金ヨンロン
文学と法のグラマトロジー：日本語文学と法・制度の境界横断を中心に

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 基盤研究(B) 2018年4月 - 2022年3月

棚村政行, 加藤百合, 逆井聡人, 本澤巳代子, 佐伯順子, 姚紅, 金ヨンロン, マクナイトアン
「法と文学」の基礎的研究：日本近現代文学のなかの戦争裁判

日本学術振興会科学研究費助成事業研究活動スタート支援研究活動スタート支援 2019年8月 - 2021年3月

金ヨンロン