共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

造影剤リゾビストを用いた温熱療法とセツキシマブ併用による口腔癌治療の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26463053
体系的課題番号
JP26463053
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究は、口腔癌細胞において交流磁場下での造影剤リゾビストの温熱加温とセツキシマブを併用することによる、セツキシマブに対して抵抗性を示す口腔癌への新たな治療法の開発を目的とした。われわれは温熱加温を行ったヒト由来扁平上皮癌が加温を行っていない細胞に比べEGFRの発現量が高くなることを発見した。そこで、セツキシマブ抵抗性の扁平上皮癌細胞に対して温熱加温を行い、EGFRを高発現させることでセツキシマブに対する感受性を増感することができ、抗がん作用をより強く発揮できると推測し検討を行った。その結果、マウスモデルにおいてリゾビストを投与し磁場印加してセツキシマブを併用した群で腫瘍の縮小傾向を認めた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26463053/26463053seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26463053
ID情報
  • 課題番号 : 26463053
  • 体系的課題番号 : JP26463053