2021年2月
教員養成に関する比較発達史研究の試み(3)――ドイツ教育書を読む明治期日本の小学校教師――
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
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- 巻
- 号
- 176
- 開始ページ
- 23
- 終了ページ
- 36
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/bgeou/61464
- 出版者・発行元
- 岡山大学大学院教育学研究科
近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/bgeou/61464
- ISSN : 1883-2423
- CiNii Articles ID : 120006980459
- CiNii Books ID : AA12338258