2015年4月 - 2018年3月
広東語・チワン語結果構文の類型論的研究――地理的連続性の問題をめぐって
文部科学省 科学研究費補助金(日本学術振興会・文部科学省)-基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 2,700,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
漢語とタイ系言語(広西チワン語)の結果構文に関する調査・分析を通じて、地理的連続性・不連続性を明らかにする。筆者はかつて「動詞+結果補語」構造を用いた北京官話の結果構文を動詞連続構造の角度から分析し、使役性の強弱が語順の違いに反映されることを論じた(石村2011他)。だが、タイ系言語の結果構文は分離型で、語順の違いは関与しない。同じ孤立型言語であっても構文形成のメカニズムは異なるものと推測される。本研究は中国語学の領域のみならず、孤立型言語どうしの比較・対照に新たな分析法を提案することを目指す。