2017年4月 - 2020年3月
2型糖尿病における睡眠の質と血糖コントロールとの関連
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
4000人の2型糖尿病患者を対象に、睡眠の量、質、並びに食事内容調査、および血糖コントロールへの影響についての研究を実施してきた。その結果、2型糖尿病患者の睡眠の質は高頻度で低下しており、睡眠の質の低下は血糖コントロールの悪化と関連していること、また、エネルギー産生栄養素バランスを明らかにし、糖尿病患者の炭水化物摂取割合は53%と低値であるが、血糖コントロール不良群では炭水化物摂取率が高値であることが明らかとなった。特に60%以上の過剰摂取群ではHbA1cが有意に高値であった。以上により、2型糖尿病患者の睡眠の質、栄養摂取バランスと血糖コントロールとの関連が明らかとなった。
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- 課題番号 : 17K09841
- 体系的課題番号 : JP17K09841