2011年 - 2013年
副交感神経による膵β細胞機能維持の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
副交感神経の主要な伝達物質であるアセチルコリンが、膵β細胞機能維持にかかわる分子機構を明らかにすることを目的とした。培養膵β細胞とマウスを用い検討したところ、培養膵β細胞、マウスともにアセチルコリン投与により膵β細胞増殖が起きることが明らかとなった。アセチルコリンによる膵β細胞増殖機構として、阻害剤、欠損マウスの解析から今まで重要と考えられている分子(IRS-2、Akt、MAPkinase)とは異なった別の分子の関与が考えらた。マウスにコリン作動薬投与を行うと膵β細胞増加を起こすとされているGLP-1分泌の増加を認め、増殖に関与している可能性が考えられた。
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- 課題番号 : 23591315
- 体系的課題番号 : JP23591315