2015年4月 - 2017年3月
風力発電機FRPブレード内部への雷放電進入メカニズムの解明と対策
公益財団法人 JKA 機械工業振興補助事業 Ring! Ring! プロジェクト
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 1,994,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
風力発電機の急速な普及と大型化に伴い、落雷による風車翼(ブレード)の被害が深刻化している。中でも、ブレード内部への雷放電進入による爆裂の被害は甚大である。しかしながら、ブレード着雷後の雷放電の挙動機構、特に、電気絶縁性に優れた繊維強化プラスチック(FRP)ブレード内へ雷が進入するメカニズムが未だ解明されていないことから、雷害を根絶する革新的な保護対策を講じることが難しい現状がある。本研究では、当研究室が有する日本有数の人工雷発生装置(1500kV、ギャップ長2.5M)と最新の高感度・高速度カメラ及び発光分光計測による放電プラズマ診断技術を用いて、FRPブレード内部への雷放電進入メカニズムを明らかにする。また、実験で得られた知見を基に、雷放電によるブレード損傷を防ぐ方法を講じる。