2013年10月
救急処置室内の使用床面積に関する調査
日本臨床救急医学会雑誌
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- 巻
- 16
- 号
- 5
- 開始ページ
- 666
- 終了ページ
- 670
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11240/jsem.16.666
- 出版者・発行元
- 日本臨床救急医学会
救急処置室(ER)は,限られた時間軸の中で,多職種によるチーム医療が展開されており,かつ蘇生や手術から看取りまで様々な異なる用途で使用されている。そこで,われわれは,ERにおける蘇生法施行時(蘇生時)と蘇生法中止後の患者家族への説明時(蘇生法中止後)の使用を定量的に把握し,ER設計に役立てることを目的に本研究を行った。方法はER内にユビキタスステレオビジョンカメラを設置し,蘇生時と蘇生法中止後の対象者全員が使用した床面積,蘇生時と蘇生法中止後の医師と看護師の使用が重複する部分の床面積,蘇生時と蘇生法中止後の対象者全員の使用が重複する部分の床面積を算定し,以下の事項を明らかにした。1)必要床面積は少なくとも3.50m × 5.50m の約20m2 であった。2)蘇生時と蘇生法中止後では使われ方が異なる。3)救急カート周辺が多職種で使用が重複するので,救急カートをどの位置に配置するかは設計上,重要である。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11240/jsem.16.666
- ISSN : 1345-0581
- CiNii Articles ID : 130005003205