2018年5月13日
「ドイツでの第4次産業⾰命は、どのように仕事と組織を変えるのか︖」
⽇本⽐較経営学会第 43 回全国⼤会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(招待・特別)
- 開催地
- 杏林⼤学 井の頭キャンパス F 棟 3 階
本報告の問いは,「ドイツでの第四次産業革命(技術)は,どのように仕事と組織(人間)を変えるのか?」,短く言えば「技術は人間を変えるのか」について考察してみたい。本論は大きく3つの観点から成り立つ,第一に(最新)技術が「仕事」に影響を与えてきた歴史的事実の検証,そして現状の雇用状況を失業率とジニ係数から考察する。第二に「人間の協業」である組織を考える。ここでの最小単位である人間は,組織内の分業を担っており,彼らの役割(機能)を「自己決定と共同決定」と「Mitbestimmung4.0(アジャイル組織)」を中心に考えてみる。そして以上の2つを踏まえた小括では「新たな研究示唆」,ここでは寿命労働時間等の「ドイツの対応(職業教育)」と「今後の研究示唆」が論じられる。