2010年 - 2012年
高度経済成長期とその前後における葬送墓制の習俗の変化に関する研究-『死・葬送・墓制資料集成』の分析と追跡を中心に-
国立歴史民俗博物館 国内共同研究
- 資金種別
- 競争的資金
2000年を境に、農村部においても葬祭場の建設が相次ぎ,葬儀の場所が自宅から葬祭場へと移り、それにともなって葬送儀礼の省略や死穢忌避観念の稀薄化が指摘されるようになっている。本共同研究では、第一に、『死・葬送・墓制資料集成』(1999・2000年)の追跡調査を行い、変化の実態を分析することを目的とする。そして第二に、各地に伝承されている葬送墓制に関する民俗とその分布について情報整理を行い、日本列島の民俗の地域差の問題を考察する。