2014年4月 - 2018年3月
甲状腺発がんと予後決定分子機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 26293222
- 体系的課題番号
- JP26293222
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 16,250,000円
- (直接経費)
- 12,500,000円
- (間接経費)
- 3,750,000円
- 資金種別
- 競争的資金
甲状腺癌の予後決定分子マーカーとして、BRAF変異とTERTプロモーター変異の共存が、非常に強く癌再発と相関することを明らかにした。また、TERTプロモーター変異は、年齢と非常に強い相関があった。これは逆に、若年者甲状腺癌のマーカーとはならないことを示唆している。また、FOXE1の過剰発現に関しては、発癌後には発現量が上がるものの、発癌自体には弱い影響しかないことが示唆された。甲状腺癌幹細胞において、幹細胞様性質に重要な役割を果たしているシグナル伝達経路として、PDGFRbeta/JAK/STAT/NF-kappaBを同定し、これらを標的とした新たな治療法の分子基盤を確立できた。
- ID情報
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- 課題番号 : 26293222
- 体系的課題番号 : JP26293222