2020年7月 - 2023年3月
ダウン症者のための認知機能評価尺度の開発と汎用化のための検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
ダウン症者に特化した認知評価尺度開発(日本語版CS-DS)は、本課題の採択前より取り組んできた。16才以上の解析は終了し、信頼性と妥当性を確認でき、学会報告を行った。2020年度は、日本語版CS-DSの有効性と妥当性の検証について、原著に合わせた16才以上の対象者の分析結果について、論文にまとめ現在、査読中である。また、上記と同時にデータ収集を行った16才未満のダウン症児の日本語版CS-DSについて、対象年齢を下げても信頼性・妥当性が確保できるかについて再解析を始めた。中学入学時(13歳以上)または小学校高学年(10歳以上)での使用が可能となれば、認知機能のピークを検討できる可能性がある。現在は10歳以上の対象者について、データの再整理を行っている。
田中ビネー知的検査Vとの比較研究については、所属機関および研究協力施設の倫理審査を受審し、許可を得た。データ収集が開始されている。対象者数は確保されているが、Covid-19の感染拡大状況に応じて、研究協力施設の外来受診受け入れ一時停止、各種申請手続き締め切り期間の延長等の状況が生じた。また、研究者が研究協力施設に訪問して、対象なる患者およびその家族に対して、研究説明ができない状況にある。研究協力者と連携し、研究協力依頼や各種手続きがスムーズに行える方法を検討、研究説明動画を作成し、タブレット端末を使用して説明を行うなどの環境調整を行った。また、日本語版CS-DSを正確に採点するためのソフトを作成した。
研究進捗やデータ分析については、月1回の研究ミーティングを継続して行っている。
田中ビネー知的検査Vとの比較研究については、所属機関および研究協力施設の倫理審査を受審し、許可を得た。データ収集が開始されている。対象者数は確保されているが、Covid-19の感染拡大状況に応じて、研究協力施設の外来受診受け入れ一時停止、各種申請手続き締め切り期間の延長等の状況が生じた。また、研究者が研究協力施設に訪問して、対象なる患者およびその家族に対して、研究説明ができない状況にある。研究協力者と連携し、研究協力依頼や各種手続きがスムーズに行える方法を検討、研究説明動画を作成し、タブレット端末を使用して説明を行うなどの環境調整を行った。また、日本語版CS-DSを正確に採点するためのソフトを作成した。
研究進捗やデータ分析については、月1回の研究ミーティングを継続して行っている。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K20779
- 体系的課題番号 : JP20K20779
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
日本遺伝カウンセリング学会誌 42(1) 125-133 2021年5月 査読有り最終著者責任著者
講演・口頭発表等
2-
第36回日本ダウン症療育研究会 2024年2月17日
-
第44回日本遺伝カウンセリング学会 2020年7月3日