2021年4月
FastFrameを使用した脛骨プラトー開放骨折の1例
日本創外固定・骨延長学会雑誌
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 32
- 号
- 開始ページ
- 113
- 終了ページ
- 116
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本創外固定・骨延長学会
開放骨折や粉砕骨折の治療において、創外固定は内固定手術までの一時固定として出血コントロールや軟部組織ダメージの最小化といった意味も含めて重要である。【症例】64歳女性、Gustilo type 3Bの左脛骨プラトー開放骨折に対して新しい創外固定器FastFrameを使用した。入院中の経過で皮弁の表層感染や合併症に治療を要したが、受傷121日目に加療継続目的に転院となった。今回使用したFastFrameは本邦では2019年から使用可能となった新しい創外固定器であり、牽引や整復位の保持が容易であり、人的制限や時間的制限を要することの多い開放骨折での使用などに適すると考えられた。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 1342-3495
- 医中誌Web ID : V614150021