2017年4月 - 2020年3月
PTPE前後における新たな肝予備能評価法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
肝機能の診断を目的とする患者に99mTc-GSAダイナミックSPECT/CTを行い、コンパートメントモデル解析法により次の定量値を算出した。肝外血液から肝内血液への移行(K1)、肝内血液から肝外血液への移行(k2)、肝実質細胞への移行(k3)、肝臓の取り込み程度liver uptake ratio(LUR)、CTより算出した肝体積(LV)などである。K1とk2、k3はICGR15、アルブミン、コリンエステラーゼ、血小板数などと相関を示した。術前のK1は術後肝不全の予測に有用である可能性がある。PTPE前後の肝機能評価では、肝機能は塞栓を行わない肝臓に代償性にシフトが起こることが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K10442