2013年4月 - 2016年3月
明治期の初等修身教科書に採用された寓話・童話・昔話のエートス分析的研究(研究代表者:坂本麻裕子)
科学研究費助成事業(早稲田大学)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 1,430,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究は明治期の修身教育イデオロギーがどのように形成されていたかを明らかにするため、修身教科書に掲載された口承文芸の変容と伝記テキストとの関連を考察した。研究方法は、全国に散在している修身教科書を調査し分析した。結果は次の3点である。1)小学校の修身教科書に掲載されたイソップ寓話・グリム童話・日本昔話の新しいテキストは見つからなかった。2)文部省がつけた付箋は、日本の神話に関連する修正が多い傾向が示唆された。3)イソップ寓話と関連付けられていた二宮金次郎の伝記は、徐々に〈父-子〉から〈母―子〉へと結びつきを強めていくことがわかった。寓話と伝記の関連性を考察するための伝記側の資料を整えられた
この研究課題の成果一覧
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講演・口頭発表等
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アジア教育史学会2015年度第3回定例研究会 2016年2月27日 アジア教育史学会