2016年4月 - 2018年3月
複雑形状近傍の超臨界熱流動における温度場解像度を飛躍的に向上させる数値解法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
超臨界水や超臨界二酸化炭素は産業界での利用が急速に拡大している.化学工学における溶媒や発電システム,熱交換機における冷媒などでの利用例では,複雑な流路形状を持ち,壁面近傍において加熱および冷却を伴う.本研究では前処理法と熱物性値算出パッケージを用いた超臨界流動解析手法に直交格子法とメッシュレス法に基づくハイブリッド手法を導入し,複雑形状内外の壁面加熱のある超臨界流体の熱流動解析を行った.二次元および三次元流動に適用し,ディンプルなど形状による渦や熱伝達を評価することが可能であることを示した.また,超臨界二酸化炭素のみならず,超臨界水や超臨界メタンへの応用が可能であることを示した.
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- 課題番号 : 16K18007
- 体系的課題番号 : JP16K18007