2008年 - 2010年
インド洋大津波の再来間隔の解明-スリランカ古津波調査
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
インド洋における巨大津波の再来間隔の推定を目的とし,スリランカ南西~東海岸で陸上・湖底掘削を実施して連続柱状試料を採取した.掘削コアには,泥炭層の間に海洋起源のプランクトンを含む砂層が複数層存在し,年代測定の結果,南東部では最大7000年ほどの地質記録が得られること,およそ600-1000年の間隔で津波起源と考えられる砂層が堆積していることが明らかになった.南東部を対象とした数値計算の結果,現地の痕跡をよく再現でき,津波堆積物の分布も説明ができることがわかった.
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- 課題番号 : 20403002
- 体系的課題番号 : JP20403002