論文

2012年

がん患者の心理的適応に関する研究の動向と今後の展望:─ コーピング研究から意味研究へ ─

日本看護研究学会雑誌
  • 塚本 尚子
  • ,
  • 舩木 由香

35
1
開始ページ
1_159
終了ページ
1_166
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.15065/jjsnr.20111222012
出版者・発行元
一般社団法人 日本看護研究学会

本研究は,がん患者の心理的適応に関する研究の動向を概観し,今後の課題を展望することを目的とする。がん患者の心理的適応状態は1983年の報告以降,大きな変化はない。しかし,がん患者のとらえ方は,1970年代初めにストレス・コーピング概念が導入されてから,医療を一方的に受ける弱い患者像から主体的に治療に取り組む患者像へと変化してきた。その後,1990年代に「意味」の概念が取り入れられた。意味の探索によって,がん患者は自分らしさをつくり変え,意味を見出すことで心理的適応を果たしていく。こうしたプロセスはわが国の研究成果でも示されており,欧米での研究成果と一致していた。欧米の意味研究は,すでに関連要因の探索や介入研究へと進展しており,今後,わが国でもそうした方向性への展開が必要であることが認識された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.15065/jjsnr.20111222012
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005133558
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JLC/20021339712?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.15065/jjsnr.20111222012
  • ISSN : 2188-3599
  • CiNii Articles ID : 130005133558

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