2014年4月 - 2018年3月
農村振興策の系譜に関する日中韓比較研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
農林業は、地域の生物資源を利用しながら地域の生態系の維持に歴史的に貢献してきた。しかし、経済のグローバル化の下で、日中韓の農村振興策は、農林業の競争力向上に重点を置いた成長戦略が重視されるようになった。その結果、農村の生態系の荒廃や地形的なハンディキャップ地域の経済的衰退が問題となっている。
これに対して、日中韓の地方政府が取り組んでいるのが世界農業遺産の登録を目指す運動である。この運動は、農林業が歴史的に担ってきた生態系維持の役割を再認識し、その点をアピールすることによって、地域や生産物のブランド力を高める動きとして注目される。日中韓には多少の違いはあるが、むしろ共通性の方が特徴的である。
これに対して、日中韓の地方政府が取り組んでいるのが世界農業遺産の登録を目指す運動である。この運動は、農林業が歴史的に担ってきた生態系維持の役割を再認識し、その点をアピールすることによって、地域や生産物のブランド力を高める動きとして注目される。日中韓には多少の違いはあるが、むしろ共通性の方が特徴的である。
- ID情報
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- 課題番号 : 26292123
- 体系的課題番号 : JP26292123