MISC

2009年11月

【細胞核 遺伝情報制御と疾患 染色体・核輸送のダイナミクスと細胞分化から個体発生、破錠による疾患まで】 染色体・細胞核のアーキテクチャー クロマチン・細胞核の機能ドメイン形成

実験医学
  • 尾間 由佳子
  • ,
  • 松田 涼
  • ,
  • 北村 大志
  • ,
  • 原田 昌彦

27
17
開始ページ
2752
終了ページ
2758
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)羊土社

ゲノムからクロマチン、さらに細胞核に至る階層構造は、ゲノムの効率的な収納に必要不可欠である。しかし、その構造は均一ではなく、クロマチンレベルおよび細胞核レベルで、多様なゲノム機能に対応したドメインが形成されている。このような多様な機能ドメインの形成はエピジェネティック制御の分子基盤となっており、これまで転写との関連が中心に研究されてきた。しかし最近では、DNA複製や修復、さらには高次生命機能への関与も示されている。また、クロマチンに比べて不明な点が多い細胞核における機能ドメイン形成についても、徐々にその分子機構の解明が進み、アクチンファミリーやミオシンファミリーの関与も示唆されている。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0288-5514
  • 医中誌Web ID : 2010021318

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